その日の天気や、その時々の気分で、いうことや態度がコロコロと変わる人を「気分屋」といいます。
こういう人を上司にもつと、普通は苦労をするものですが、なかには「そんなことはないですよ」という人もいます。
「気分がいいときは、いい人なんですから。要は、相手の気分をコントロールできるかどうかです」というわけです。
確かに、これは言えています。気分屋の上司は、気分がよければポンポンおごってくれるでしょうし、ミスを報告しても、「まあ、すんだことは仕方がないな」と大目にみてくれることでしょう。
気分がいいときの気分屋さんは、いわば天使のようなものなのです。
なので、もしも常にそういう状態を保つことができるなら、職場もまた天国になります。
が、本当に人の気分をコントロールすることなどできるのでしょうか?
その答えはイエスです。
その代表的な例が、デパートやスーパーで流されているBGMです。
デパートやスーパーは、店内に流す音楽で店員やお客の気分をコントロールしているのです。
たとえば、曲のテンポ。
店内がすいているときは、テンポの遅い、ゆっくりした音楽を流し、お客が落ち着いて商品を選べるように演出します。
そして、混雑してきたら、テンポの速い曲に変えます。
「それだけで効果があるのか?」と思うかも知れませんが、これがけっこう効果的で、テンポの速い曲に変えると、店員の動きはキビビキとし、お客もあれこれ迷わなくなるのです。
これを「BGMに踊らされている」というのは言いすぎとしても、知らず知らずのうちにコントロールされているというのは事実なのです。
喫茶店などでも、このテクニックを応用しているところは少なくありません。
すいているときは、「どうぞ、ごゆっくり」とのんびりした音楽をかけ、「あの客、いつまで粘(ねば)る気だ」と思ったら、テンポの速い曲に変えます。
そうすると、お客も「のんびりしている場合じゃない」という気になってくるのです。
人の気分というのは、ささいなことで変わるもの。
特に、気分屋ほどBGMに左右されるといいますから、気分屋の上司が荒れているときには、心安らぐクラシック音楽でもかけてみると良いでしょう。
それだけでけっこう違うかも知れません。
コメント
源さん
こんばんは。
五平太ともうします。
確かにスーパーや
デパートのBGMって
大切だし、効果はあると
思います。
私は営業マンですが
スーパーやデパートの催事に
行ったときは
源さんの言われる
BGM効果は
実感します!
また、私自身も
テンションが上がらない時には
営業車のBGMを
アップテンポの曲にし
テンションを上げ
商談がうまくいって
ホットしたときは
静かなBGMにして
成功の余韻にひたったりします。
源さんのブログは
本当に楽しい
雑学が満載で
楽しめます!
心が疲れた時には
とても救いになる
ブログを、ありがとうございます^^
今後ともよろしくお願いいたします。
応援しながら帰ります。
五平太さん、はじめまして。( ^-^)/
当ブログに、ようこそいらっしゃいました。
BGMは、いろいろな場所で、文字通りバックでかかっている音楽なので、意識してない方が多いと思うのですが、調べてみると予想以上の効果がありました。
これは、とりもなおさず音楽の力。音楽ってすごいなと、改めて認識した次第です。
が、五平太 さんはそのことに気づいてらっしゃるばかりでなく、活用されてるようですね。私ももっと活用しなければ…。(^^;
また、当ブログをお褒め下さり、恐縮です。(*^-^)ニコ
雑学ブログなので、ここで取り上げる内容は多岐にわたるかと思いますが、全体としては、訪問してくださった方の憩いのスポットになるようなものを目指しています。
なので、心が疲れた時の救いになるブログとは、まさに私の目指す方向!
五平太 さんからいただいた言葉を家宝とし、これからも楽しい雑学を発信していきますので、良かったら、また覗いてみてくださいね。
ポチも、ありがとうございました。(^o^)/