墓参りの際、墓石に水をかけますが、これは何故なのでしょうか?
一言でいえば、この習慣は仏教の「六道輪廻」に由来しています。
墓石に水をかけるのは、仏教の「六道輪廻」に由来
墓参りの際に水をかけるのは、墓石の汚れを洗い流す、または清める、といった意味合いもありますが、実はこの行為は、もともと仏教の教えから来ています。
仏教では、人は死後、6つの世界を輪廻(りんね)すると考えられています。
その6つの世界とは、地獄界、餓鬼界(がきかい)、畜生界(ちくしょうかい)、修羅界(しゅらかい)、人間界、天上界を指します。
そして、このうち餓鬼界に落ちると、絶えず飢えと渇(かわ)きに苦しむことになります。
そのため、
「ご先祖様が、飢えと渇きに苦しみませんように」
と、墓石にたっぷり水をかけるようになったのだといいます。
おわりに
今日は、墓石に水をかけるのは何故かという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
仏教の「六道輪廻」に由来していたのですね。
墓石といえば、お葬式の席などで、「ご冥福(めいふく)をお祈りします」という言葉がしばしば使われます。
あなたもお使いになったことがあるのではないでしょうか?
が、この言葉は使わない方が良いようです。
その理由は、以下の記事をお読みください。
人は、いつか必ず死んでしまうもの。長く生きていれば、誰かの葬式(そうしき)に必ず参加することになるでしょう。葬式では、ひとつだけ注意したいことがあります。それは、遺族(いぞく)の方にかける言葉です。あなたは、意味も分からず、「ご冥福(めいふく)をお祈りします」といってしまってはいないでしょうか?実はこの言葉、相手によってはこれ以上ない屈辱的(くつじょくてき)な言葉なのです。