ビール瓶は茶色ですが、一体どのような理由があってこの色になっているのでしょうか?
ビール瓶が茶色い理由は?
遮光性に優れ、おいしさや品質を保持するのに理想的な色だから。
実は、ビールはとても繊細な酒です。
長時間光にさらされると、ホップが化学反応を起こして悪臭(スカンキーといいます)を放ち、風味が落ちてしまいます。
ビール瓶のほとんどが茶色なのは、茶色が光の遮断性(遮光性)に優れ、またおいしさや品質を保持するのに理想的な色だからです。
光には、さまさまな波長があります。
その中には、光酸化を起こしやすい波長も存在します。
茶色は、その波長を最もカットする色であり、その遮断率は黒よりも高いといいます。
ビールの好きな猫:「ビールは、買って楽しみ、飾って楽しみ、飲んで楽しむものニャン」
写真はこちらからお借りしました。
また、ビールは、25~30度を堺に、急速に劣化(れっか)していきます。
これは、麦芽(ばくが)に含まれる酵素の一部が酸化してしまうために起こります。
凍るほどの低温下においても、劣化は進んでいきます。
つまり、ビールをおいしく保存するためには、瓶の遮光性だけでは不十分で、温度管理も重要なのです。
ビールを保存するのに理想的な温度は、12度前後だといいます。
おわりに
今日は、ビール瓶はそもそも何故茶色いのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?
そうそう。ビールといえば、ラガービールとドラフトビールというのがありますね。
これは一体、どこが違うのでしょうか?
答えは、以下の記事をお読みください。