ビールやサラダ油に「一番搾り(いちばんしぼり)」というのがありますが、これらは、何パーセントぐらいまでをいうのでしょうか?
ビールの一番搾りとは、仕込みを終えたもろみを、濾過(ろか)機に通して麦汁(ばくじゅう)を作る際、自然に流れ出る最初のものを指します。
そしてその後、お湯で洗い出すのが二番搾りです。
通常のビールは、これら一番搾りと二番搾りを混ぜてあります。
これらの混合率に関しては、一番搾りの比率が高くなっていますが、正確な割合は企業秘密だということです。
キリンビールの「一番搾り」の場合、二番搾りの工程はなく、搾りカスは破棄(はき)されています。
「ゴクゴク!」「ピエーッ、苦いニャー!」
写真は、こちらからお借りしました。
サラダ油の場合は、通常原料の種や実を圧搾(あっさく)したあと、溶剤(ようざい)で抽出(ちゅうしゅつ)する二段階の工程でつくられます。
が、一番搾りの場合は、圧搾工程だけで、二段階目はありません。
そのため、ゴマ油やオリーブ油の場合、香りが高くなります。