アメリカの言語といえば英語のイメージが強いですが、実は、英語はアメリカの公用語(こうようご)ではないということをご存知でしょうか?
英語をアメリカの公用語とする記述は合衆国憲法のどこにもない
英語は、連邦政府(せんぽうせいふ)や各州政府(かくしゅうせいふ)、そのほかの公的機関(こうてききかん)をはじめ、アメリカで使われている最も基本的な言語ではありますが、これが公用語であるという記述は、合衆国憲法のどこにもありません。
が、アメリカ人の中には、英語を連邦の正式な公用語とすることを希望する者が多く、現在31州で英語が公用語に指定されています。
なお、ニューメキシコ、ルイジアナ、メイン、ハワイの4州では、行政上英語以外の言語が事実上の第二言語とされています。
ハワイ州では、州憲法によりハワイ語と英語が公用語とされており、ルイジアナ州とメイン州では、フランス語が行政上の第二言語となっています。
英語以外の言語を、州の公用語として認めるかどうかについては、単なる文化的問題に留(とど)まらず、州の公文書(こうぶんしょ)をその言語で作成する必要があるかどうかという財政的(ぜいせいてき)な側面もあり、選挙でしばしば取り上げられる問題となっています。
参考にしたサイト
アメリカ合衆国 – Wikipedia/
https://ja.wikipedia.org/wiki/アメリカ合衆国