渋谷の駅前広場にある忠犬ハチ公の銅像。
忠犬ハチ公像といえば、渋谷駅の待ち合わせ場所として親しまれていますが、実はこの像は、忠犬ハチ公の生前中に、既に建てられていました。
そしてなんと、当のハチも、その除幕式に出席していたのです!
ハチ公自身がハチ公像の除幕式に参加していた
今は亡き主人の帰りを待ち続ける、ハチ公の姿が有名になるにつれて、銅像を建てようという声が広がり、1934年(昭和9年)1月に建設資金の募金活動がスタート。
寄付金は瞬く間に集まり、3ヶ月後の同年4月には、銅像の除幕式(じょまくしき)が行なわれました。
この式には、たくさんの人が参加しましたが、なんと、当のハチ公も、渋谷駅長に連れられて、この一部始終を見守っていたのです!
以下の写真は、その様子を撮影したものです。
ハチ公像の傍らに座るハチ公
上記2枚の写真は、こちらからお借りしました。
なお、このハチ公が、渋谷駅の近くで死んでいるのを発見されたのは、翌年の3月8日のことでした。
死因は、フィラリア症及び癌(がん)でした。