ハンバーガーは、アメリカ発祥ではなく、実は「ロシア生まれ」だった?

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ハンバーガー

ハンバーガーと聞くと、アメリカというイメージが強いですね。
が、このハンバーガーの起源を辿(たど)っていくと、ロシアに行き着きます。
実は、ハンガーバーは、ロシア料理が変化したものだったのです。

ハンバーガーは、実はロシア生まれだった

13世紀に、タタール人と呼ばれる民族が、中央アジアからロシアへと大移動したときのことです。
彼らは、毎日毎日移動を続ける暮らしなので、料理をする間もありません。
飼っている羊を殺して肉を細かく削り、山のように盛りつけて食べていました。

そして、このタタール人がロシアに住み着くようになると、この羊の生肉を食べる料理法も、ロシアに伝わることになります。
そしてそれは、当時ロシアと盛んに貿易(ぼうえき)をしていたドイツにも伝わります。

ドイツ人は、この料理法がたいへん気に入ったようで、羊の肉を牛肉に変えて、タマネギやアンチョビや、たくさんのスパイスを加えるなどして、独自に改良していきました。
これが、ドイツ・レストランにあるタルタルステーキです。
”タルタルというのは、タタールから来ているのです”。

あるとき、タルタルステーキを焼いてみた人がいました。
すると、外がカリカリで中はジューシー、これがまた実においしいではありませんか!
そしてこれが、ハンバーガー誕生の瞬間です。

その後、ドイツのハンブルク(Hamburg)からアメリカに移住した人々によって、バンズで肉を挟(はさ)んで食べる方法がアメリカで広まり、ハンバーガー(hamburger)と呼ばれるようになりました。

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