テレビの時代劇や歴史小説などで、織田信長が豊臣秀吉を「サル」と呼ぶシーンがあります。
しかし実際には、「ハゲネズミ」と呼んでいたようです。
織田信長は、豊臣秀吉を「ハゲネズミ」と呼んでいた
テレビの時代劇や歴史小説などで、織田信長が豊臣秀吉を「サル」と呼ぶシーンがあります。
しかしながら、当時の信長の文書を調べてみても、秀吉をサルと呼んだ記録は見当たらないようです。
この「サル」の元ネタとなっているのは、江戸時代に書かれた軍記物(ぐんきもの、=戦争・合戦を題材に、事実と空想をまじえて書いたもの)や娯楽本で、これらの信憑性(しんぴょうせい)は低いです。
信長が、秀吉の妻であるねね(生年不詳~1624)に宛(あ)てた手紙の中に、浮気した秀吉のことを「ハゲネズミ」と表した記述があります。
その内容は、以下のようなものです。
「藤吉郎(秀吉)が、そなたに不足を申すようだが、けしからんことだ。どこを探せば、そなたのようなよい妻が、あのハゲネズミに得られるというのだろう。そなたは、やきもちをやかず、奥方として堂々としているがよい。夫を立ててやれ。ただ、女の役目として文句をいうのはいいだろう。なお、この手紙は、藤吉郎にも見せてやってくれ」
どうやらこれが、信長が秀吉につけた本当のニックネームのようです。
秀吉には、ネズミのようにチョロチョロと動き回り、髪が薄くてつけ毛をしていたとの説もあり、信長は、秀吉のそのような様子から「ハゲネズミ」と命名したのでしょう。
参考にしたサイト
信長がつけた秀吉のあだ名はハゲネズミだった : 美味しい知識の収集屋
http://blog.livedoor.jp/oobaka1/archives/52038600.html