「ピンハネ」という言葉があります。
「他人に渡すべき金銭などから一部を取って自分のものにすること」「上前(うわまえ)をはねること」という意味ですが、この語源にはポルトガル語が関係しています。
ピンハネの「ピン」は「カルタ」の1の札のこと
ピンハネの「ピン」は、ポルトガル語の「ピンタ(Pinta)」を略した言葉です。
「ピンタ」というのは、16世紀に日本に持ち込まれたトランプの一種で、「かるた」の語源にもなった「カルタ」の1の札のことを指します。
ここから、「1割りの上前(うわまえ)をはねる」という意味で、ピンハネという言葉が生まれたのです。
なので、1割以上を搾取(さくしゅ)する場合は、本来「ピンハネ」とはいいません。