松本零士(まつもと れいじ)原作のSF漫画・「宇宙海賊キャプテンハーロック」のテレビアニメで、最終回はどうなるのでしょうか?
写真は、こちらからお借りしました。
キャプテンハーロック、地球へ向かう
長い激戦(げきせん)ののち、キャプテンハーロックたちは、ついにマゾーンの率(ひき)いる女王ラフレシアを撃退(げきたい)します。
が、ハーロックはその戦いを通じて、地球の未来にはアルカディア号の乗組員の力が必要であると悟(さと)り、海賊団の解散を決意します。
そしてハーロックは、傷ついたアルカディア号を休ませるため、一路地球へと向かいます。
マゾーンを撃退し、意気揚々(いきようよう)と引き上げた英雄でもあるハーロックたちでしたが、首相から、地球からの退去命令(てっきょめいれい)を告げられます。
撃退したはずのマゾーンたちが出現!
ハーロックは、せめて台羽だけでも地球に残したいと望み、宇宙観測所の建設を首相に提案しますが、首相はそれを一蹴)(いっしゅう)。
台羽たちアルカディア号の乗組員たちは、全員、死刑囚と同じZナンバーにカテゴライズされており、市民権を得ることさえできませんでした。
失意(しつい)のまま、アルカディア号に戻るハーロック。
そのとき、突如、地球上のペナントから虹色の光が溢(あふ)れ、撃退したはずのマゾーンたちが出現します。
女王ラフレシアがハーロックにいった、
「私は去る」
という言葉は、
「しかし、地球には潜入部隊(せんにゅうぶたい)がいる」
という意味をもっていたのです。
キャプテンハーロック、再び宇宙へ旅立つ
そして、地球に侵入していたマゾーンが一斉に決起し、世界中がマゾーンによって破壊(はかい)と混乱(こんらん)に巻き込まれていきます。
そして、ちょうど日本を訪れていたキャプテンハーロックの親友の娘・まゆにも、危険が迫ろうとしていました。
がそのとき、アルカディア号が無人で動き出し、マゾーンに攻撃(こうげき)を開始。
まゆを助けることに成功します。
その後、七色の光を発するペナントに気づいたハーロックたちは、攻撃をペナントに集中。
ペナントが破壊されると同時に、全世界で破壊活動を行なっていたマゾーンたちは、エネルギー源を失って燃え尽きてしまいます。
ハーロックたちはついに、今度こそマゾーンを撃退することに成功したのです。
マゾーンとの戦いが終わったあと、地球上は焼け野原となってしまいましたが、人々は、たくましく生きていました。
ハーロックは、
「お前たちの歴史を作れ」
と台羽たちに伝え、乗組員を地球に降ろします。
そして、ミーメだけを連れて、再び宇宙へと旅立っていくのでした……。
「宇宙海賊キャプテンハーロック」のテレビ放送
1978年3月14日 - 1979年2月13日(全42回)