セキュリティー対策の高まりを受けて、一般家庭においても、防犯のためにセキュリティー会社と契約を結んでいるところが増えています。
この防犯システムで、良く利用されているのが赤外線センサーです。
この赤外線センサーというのは、一体どのような仕組みになっているのでしょうか?
”赤外線センサーは、赤外線の反射を使用しています。つまり、赤外線を発すると同時に反射してきた赤外線を受け取っているのです”。
たとえば自動ドアの場合、自動ドアを前にして、人が立ったとします。
すると、赤外線センサーは、赤外線の反射の異常を検出(けんしゅつ)します。
この異常を電子信号に変換して、ドアを開ける指示を出しているのです。
そして、人が通り過ぎると、通常通りの反射に戻るため、一定時間が経過したら、ドアを閉める指令が出されるのです。
ちなみに、赤外線センサーと聞くと、良くスパイ映画などで、特殊なメガネをかけて赤い光線の中をくぐりぬけるシーンを思い出される方もいらっしゃるかと思いますが、実際の赤外線は、部屋全体にくまなく広がります。
そのため、防犯システムで良く利用されているのです。