働きアリは意外と怠け者だった? – 「働きアリ」の中に一定数存在する「働かないアリ」

この記事は約 1 分で読めます

アリとキリギリス イソップ
写真は、こちらからお借りしました。

「働きアリ」と聞くと、その名前から、いかにも1日中休まず働く、”働き者”のアリをイメージします。
イソップの寓話(ぐうわ)・「アリとキリギリス」の中でも、働きアリは怠け者のキリギリスを横目に、せっせと働きます。

しかしながら、この働きアリは、どうも全員がまじめに働いているとは限らないようです。

働きアリの中には、怠け者の「働かないアリ」が一定数存在

北海道大学大学院農学研究科の調査グループによると、働きアリの中には仕事をしない怠け者が一定数存在するといいます。

働きアリの主な仕事は、エサの採取(さいしゅ)、卵や女王アリのグルーミング(猫でいうところの毛づくろい)、ゴミ捨てなどで、通常は休まず働いています。

が、この調査グループが、アリを5か月間観察したところ、全体のおよそ2割に当たるアリは、上に述べた仕事を一切せずに、巣の中をウロチョロしたり、自分自身をグルーミングするだけだったといいます。

また、これら2割のアリは、食事に関しても、自分で食べずに、他のアリが持ってきたものを口移しでもらうという、いわばニートのような存在だったというのです。

しかも、この怠け者のアリの割合は、調査した巣1つだけに当てはまるものではなく、すべての集団において同じで、しかも、怠け者のアリを排除(はいじょ)しても、今まで休まず働いていたアリが今度は怠け者に変わるだけで、この2割という数字はまったく変わらないというのです。

ともあれ、働きアリというのは、名前に反して、意外と怠け者のようです。

参考にしたサイト

働きアリの2割は怠け者!?【働きアリの法則】 | Ofee
http://ofee.tank.jp/ant/

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告