優雅に咲く花、「ラン」。
この花の語源は、ギリシア語の「睾丸」から来ているということをご存じですか?
「ラン」の語源は、ギリシア語の「睾丸」から
高級花の代表格であるランは、英語で「orchid(オーキッド)」。
その語源は、ちょっと恥ずかしく、ギリシア語で男性の睾丸(こうがん)を意味する「オルキス」です。
ランは、根に2つの塊根(かいこん)をもっており、その様子が男性の睾丸そっくりなために、この名があります。
そして、この塊根には催淫作用(さいいんさよう)があると信じられており、媚薬(びやく)として売られていた時代もあります。
なお、ネパールやボルネオでは、聖所にランをまき、寺院にもこれを飾ったということで、メキシコでは、結婚式や葬式の献花(けんか)として欠かせぬ花だったといいます。
おわりに
今日は、「ラン」の語源について書いてみましたが、いかがでしたか?
睾丸とは、ちょっと驚きでしたね。おお!(゚o゚)
同じ語源でも、「パンジー」の方は格調が高く(?)、花が思索にふける人のように前に傾いていることに由来しています。
詳しくは、以下の記事をお読みください。
パンジーは、英語の「pansy」からの外来語で、フランス語の「思想」を意味する単語「pensee(パンセ)」に由来します。これは、パンジーの花が人の顔に似ていて、深く思索(しさく)にふけるかのように前に傾くところからきています。当初は「遊蝶花(ゆうちょうか)」や「胡蝶菫(こちょうすみれ)」と訳されましたが、その後英語「pansy」から「パンジー」の呼称で定着しました。