トンカツのつけ合わせといえば、ご存知千切りキャベツです。
ただひたすらキャベツを切るだけの、実に単純な料理です。
が、これを家庭でつくるとなると、これが意外と難しい。
でき上がりがシナッとしてしまい、トンカツ屋さんのキャベツのように、なかなかシャキッとしません。
千切りキャベツに、このような”シャキット感”を出すためには、当たり前ですが、まず新鮮なキャベツを使うことが必要です。
が、八百屋から買ってきたばかりなのに、たまにキャベツの外側の葉がいたんで、ヌルヌルしていることがあります。
こんなときは、いたんだ葉をいさぎよく捨ててしまい、中心のいい部分のみを使うようにします。
千切りキャベツは、おいしく作ろうと思えば、結構ぜいたくな料理なのです。
また、冷蔵庫のすみでしなびてしまったキャベツにも、”蘇生法(そせいほう)”があります。
キャベツを千切りにしたあとで、冷たい水に2~3分つけておくのです。
このようにすると、一流の洋食屋顔負けのシャキッとした仕上がりになります。
しかしながら、水につけすぎるのは禁物。
せっかくのビタミンCが、流れ出てしまうからです。