えっ? ビッグベンはいずれピサの斜塔並みに傾く? ミシッ、ミシッと毎年少しずつ傾いているビッグベン!

この記事は約 2 分で読めます

ビッグベン_01

ウェストミンスター宮殿に付属する時計台・ビッグベンは、ミシッ、ミシッと毎年少しずつ傾いているということをご存じですか?
また、その理由は一体何なのでしょうか?

ビッグベンは年々ミシッ、ミシッと傾いている!

イギリスの首都ロンドンにあるウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)に付属する時計台・ビッグベン
このビッグベンは、ミシッ、ミシッと、毎年少しずつ傾いています。
その傾斜角は、現在約0.26度といわれています。

近年の調査によれば、特に2003年から傾斜の進行が目立つようになり、現在では北西方向に約46センチ傾いているとされます。
そしてこの傾きは、時計の文字盤の位置で測ると、約220ミリメートルに達するということです。
ビッグベンが傾いてるということは、今や誰が見ても明らかで、訪れる観光客の間でも話題に上ることが増えています。

実は、ビッグベンの傾斜は1999年から観測が始まっており、その頃から僅かな傾きを示していました。
が、近年その傾き方が大きくなってきているのです!

ビッグベンの傾きの理由は?

ビッグベン_02

ビッグベンの傾きの理由については、さまざまな要因が考察(こうさつ)されています。
特に、1860年代の下水道工事や、国会の下を通るジュビリーラインの地下鉄工事が一因になっているといわれます。
また、地盤沈下(じばんちんか)も、ビッグベンの傾きに影響を及ぼしているという証拠も存在します。
これらの要因が積み重なることで、現在の傾斜に至ったものと考えられています。

ビッグベンはいずれピサの斜塔並みに傾く?

ビッグベン_03

これまで述べてきたように、ビッグベンは、現在進行中でミシッ、ミシッと傾き続けています。
しかしながら、その傾きの進行スピードは、現在のところ重大な脅威(きょうい)には至っていません。
専門家によれば、年間の傾斜増加は約0.9ミリに達しており、2003年以降は一層顕著に進行しています。
しかしながら、このペースであれば、ピサの斜塔と同じ傾斜になるまでには約4000年かかると推測されています。
そのため、現時点では早急(さっきゅう)な対策は必要ないという見方が支配的になっています。

おわりに

「あれっ、ここはどこニャン? というより、ボクは誰ニャン?」
“Hey, where am I? Or rather, who am I?”
ビッグベンの時計の文字盤に三毛猫現る!

今日は、ビッグベンはいずれピサの斜塔並みに傾くのかという話を書いてみましたが、いかがでしたか?

まぁ、それまでには4000年かかるということなので、ひとまず安心ですね。(^。^;) ホッ!

イギリスといえば、我が国日本の式典や、国際的な行事などで演奏される大切な曲・「君が代」は、なんと、イギリス人が作曲したものでした。エエッ!(゚o゚)ソウナノ?

詳しくは、以下の記事をお読みください。

国歌と聞くと、かなり古くからあるイメージですが、実は、明治維新になるまで、日本には存在しませんでした。ところが、1869年(明治2年)にイギリス王子エジンバラ公が天皇に謁見(えっけん)するにあたり、イギリス国歌と合わせて演奏するための、日本の国歌が必要になりました。そこで、歌詞は平安時代に編まれた『古今和歌集(こきんわかしゅう)』に収録されている詠(よ)み人知らずの歌を採用。作曲のほうは、催し物当日に国歌を演奏する、イギリスの軍楽隊隊長に依頼し、曲は急遽(きゅうきょ)作られました。
スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告