写真は、こちらからお借りしました。
志村けんのいう「だっふんだ」。
この言葉には、一体どのような意味があるのでしょうか?
また、「大丈夫だあ」は、一体何が大丈夫なのでしょうか?
「だっふんだ」は「変なおじさん」から生まれた言葉
コメディアン、志村けんが演じているギャグキャラクターのひとつに、「変なおじさん」があります。
これは、かつてフジテレビで放送されていたバラエティー番組「志村けんのだいじょうぶだぁ」が発祥(はっしょう)で、現在はバカ殿と並び、志村けんを代表するキャラクターのひとつとして認知(にんち)されています。
「変なおじさん」のコントの基本的なパターンは、おおよそ以下の通りです。
1.「志村けんの扮(ふん)する異様な人物「変なおじさん」が、集団の中に突如(とつじょ)として現われる
2.場違いな行動をして、場をかき乱す
3.あげくのはて、「だっふんだ」というオチの決めセリフで、皆をズッコケさせる
と、ここまで書けば、もうお分かりでしょう。
「だっふんだ」というのは、この「変なおじさん」から生まれた言葉だったのです。
「だっふんだ」の意味は?
さて、この決めゼリフ「だっふんだ」ですが、この意味に関しては、志村けんの出したこのキャクターと同名のエッセイ(自伝)「変なおじさん」の中に書かれています。
この本の中で、志村けんは、「だっふんだ」は落語家の桂枝雀(かつら しじゃく)の高座(こうざ)で、「偉い人がくしゃみをするさま」が「だっふんだ」と聞こえたのが面白かったので拝借(はいしゃく)した、と述べています。
しかしながら、寿村けんはこの件に関して、2009年の『朝日新聞』のインタビューでは、「くしゃみ」ではなく「せき」だと答えています。
いずれにしても、この言葉には、特に意味はなかったのです。
なお、「変なおじさん」には、研ナオコの演じる「変なおばさん」がともに登場することがあり、倍賞千恵子も、一度だけ「変なおばさん」として登場しました。
「だいじょうぶだぁ」は、一体何が大丈夫?
なお、このバラエティー番組のタイトル『だいじょうぶだぁ』というのは、一体何が大丈夫なのでしょうか?
志村けんのお兄さんのお嫁さんが福島県の喜多方市(きたかたし)出身で、志村けんがお嫁さんの実家に遊びに行ったときのことです。
お嫁さんのご両親らに、「だいじょうぶたぁ、上がらっせぇ、食べらっせぇ、だいじょうぶたぁ」といわれ、その言い方が面白かったので、自身のギャグに取り入れたということです。
ちなみに、じゃんけんの仕方で「最初はグー!」というのがありますが、実はこれも志村けんが考えたものとされています。
私の別ブログの方で取り上げていますので、ご興味をもたれた方はお読みになってみてください。
「最初はグー! ジャンケンポン!」ジャンケンをするときのかけ声は、「ジャンケンポン!」が一般的ですが、これは、地域によってさまざまなバリエーションがあります。たとえば、「じゃんけん、じゃがいも、さつまいもっ」(沖縄県)「じゃんけん、ジャガイモ、ヨ-ロッパッ!」(福岡県・福岡市)「ちっけったっ」(埼玉県)「「いーんじゃーんでーほーい」(大阪)「「じゃっかん・ちー」(兵庫県・播州地方)「ど…
参考にしたサイト
変なおじさん – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/変なおじさん
志村けんのだいじょうぶだぁって、何が大丈夫なんですか? – 志村けんのお兄さん… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1465681849